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【SSD/NAND 基礎講座】
34.
Data Retention(データ リテンション)2/3
Data Retention(データ リテンション)
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■Data Retention(データ リテンション)2/3
データ・リテンションエラー はなぜ起きる
データの消去回数(
PE cycle
)が増えてくると 酸化膜を電荷が通過し、 酸化膜がダメージを受けて電荷が抜けやすくなる。
また、高温状態にさらされることで
Data Retention
の発生が増える。
・NANDフラッシュメモリは一度Writeしたものでも長い時間が経過すると電荷が抜けてビット化けする。
・USBメモリ/SDカードなどは1年間放っておくと中のデータが消える場合がある。 この期間も一般的にErase回数に応じて加速度的に悪化する。 この「Writeしてからどのくらいの期間が過ぎてもデータを正しくReadできるか」ということを
Retention(リテンション)
と呼ぶ。
・
Retention
の対策のため、一般的に「時々関係ないところも含めてNANDフラッシュメモリの全体をReadする」ようソフトを組む。 ReadしたときにECC訂正したビット数から危険度を判断し、 場合によっては該当ブロックの書き直し処理をするが、あまりReadしすぎると「
Disturb
」の問題を進行させてしまう。
・
Retention
は電源入れずに放置していても進行する。
・温度によっても変わり、一般的に高温と氷点下の低温で進行が速く進む。
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